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この映画はオススメです。 一人でも多くの人に観てもらいたい。 心からそう思える映画と出会いました。 子供の頃、父と2人でテレビを見ていた時、 アナウンサーの安藤優子を見た父が、 「こんな女の人になったらいい」と言いいました。 「え?」と聞き返すと、 「この髪型がいいんだよ」と、 画面から目を離す事なく、ボソっと私に言いました。 自立した女性になりなさい、という父流の教えだったのか、 単にショートカットの女がタイプだと言いたかったのか、 確かな事はわかりませんが、 その会話だけは、なぜか今も覚えています。 たしかに、母は私の知る限りずっとショートカットで、 自分の仕事に誇り持ち、バリバリ働く女でした。 子供ながらに、 父は母の事が好きなんだな、とは思いましたが、 小学生の子供に、安藤優子のオールバックにしろと言うのは、 どうなんだろう。。。 そんな父は、 子供でもわかるほど、出世欲のない人で、 母の帰りが遅い日は、 夕方早く帰ってきて、私に夕食を作ってくれ、 大好きなお笑い番組を見ながら、 夜更けまで小説を読んでいるような人でした。 私に厳しい事を言って聞かせるようなことはほとんどなく、 父とまともな話をした事があったかどうかも、思い出せません。 子供の頃のわが家は、 父も母もそれぞれが自分の世界に没頭しているような、 そんな家庭でした。 正しい家族の形があるなら、 それはうちには当てはまらないんだろうな、とずっと思っていました。 大した事ではないと思っていても、 ふと不安になる事があります。 今も私は、「家庭」のあるべき姿を知らないままで、 もしも自分の家族を持つ事ができたとしても、 本当に家族を愛することができるのか、 自分の役割を果たす事ができるのか、まったく自信が持てずにいます。 なぜこんな事を思ったかと言うと、 映画に出てきた家族が、 そんな自分でも理解出来る、等身大の家族だったからです。 誰かを好きになり、結婚して、子供ができ、家族を作る。 30も過ぎて、誰でも出来る当たり前の事すら出来ない、 落ちこぼれの私でも、 この映画の家族の姿がリアルに感じられたことが嬉しくて、少し泣けました。 家族とは、きっと、チームメイトのようなもの。 厳しい事を言い合っても、 いつも互いの事を気にかけていて、 白々しい愛の言葉はなくても、 気がつくと、いつも必要な時に近くにいてくれるもの。 最後まで味方でいてくれる、唯一絶対の存在。 私が思う家族とは、そういう家族。 『リトル・ミス・サンシャイン』のような家族が私の理想です。 家族を描いた映画はたくさんありますが、 この映画を、ごく自然に受け入れられたのは、 人間とは、家族とは、こうあるべき、 という一方的なメッセージで、煙に巻いてしまう事がなかったからです。 自殺未遂の伯父さん、 ヤク中のお祖父さん、 破産寸前のお父さん、 煙草依存のお母さん、 自閉症ぎみのお兄さんに、 おデブで出っ歯の女の子。 それぞれが何らかのトラブルを抱えながらも、 家族として成立してしていて、 完璧な人間なんてこの世にはいないから、 人と違った価値観や人生観を持つことも、 常識から逸脱した行動を起こす事もあって、 意見したり、言い争いをしたとしても、 最後まで、決して見捨てる事はない、 どこまでいっても家族は、 所詮、同じ穴のムジナだということ。 過剰な演出で泣かせる事も、 通り一遍の教訓じみた展開もないかわりに、 ちょっと変わった登場人物の描き方に優しさがあり、 交される会話の一つ一つがとても自然で、妙に説得力があり、 馴れ合うことのない個性はそのままに、 彼らの姿を見ているだけで、じーんと心が温かくなる、 そんな不思議な魅力のある映画です。 家族の日常という、 一見ありがちで、地味な題材を扱っているため、 目立ちにくい存在の作品で、 私も一度はスルーしかけたのですが、 とんでもなく、いい映画でした。 今月行われるアカデミー賞では作品賞にもノミネートされている、 実は注目作品でもあります。 こんなにいい映画には、一生のうち何度も出会えるものではないと思うほど、 私の心にフィットした映画でした。 もう一度言います。 この映画は、オススメです。(★★★★★) 『リトル・ミス・サンシャイン』 2006年アメリカ映画 監督:ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス 出演:グレッグ・キニア/トニ・コレット/スティーブ・カレル/アラン・アーキン |
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リトル・ミス・サンシャイン
リトル・ミス・サンシャイン ...続きを見る |
めそのたわごと 2007/02/15 13:35 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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この映画ありがちなコメディだと思ってました。 |
Babel 2007/02/15 23:20 |
Babelさん、こんばんは。 |
Ako 2007/02/16 00:56 |
この映画、やけに評判がよくAkoさんも絶賛とあって、見てきました。 |
kusukusu 2007/02/18 20:04 |
>kusukusuさん |
Ako 2007/02/19 02:22 |
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