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1970年代は、自分の親たちが青春を送った時代で、 学生運動のデモ行進で、シュプレヒコールをあげた彼らの時代であり、 『追憶』の2年後に、私は生まれました。 彼らもまた、今の私と同じように、 悩み苦しみ、些細なことに感動したのだろうか。 以前から観たいと思っていた数少ない、かつての映画です。 ハベル(ロバート・レッドフォード)の前髪をそっと撫でる、 ケイティ(バーブラ・ストライサンド)の指先。 2人の思いが重なる時です。 ハベルの視線は現実を捉え、揺るぎなく自信に満ちあふれています。 ケイティは、2つの相反する現実を生きています。 居たい場所と行くべき道。 愛する人と一緒に居られる充足感を知り、 一方で、 自分のなかに芽生えた信念という存在に目を背けることができない、 2つの感情を受け入れ、葛藤しつづけるケイティの生き方。 器用な男と不器用な女。 愛される存在であらなければならない、 女には、そんな宿命のように与えられた役割があり、 そのことが、時に、とても面倒になります。 いっそ、人との関わりの一切を絶つことができれば、 どれほど楽だろうと思うことさえあります。 その一方で、 一人になるのが震えるほど恐くて、 誰でもいいから愛されたいと、切望する夜があります。 矛盾する2つの感情に揺れる。 女なら、多かれ少なかれ、 思うことではないでしょうか。 映画としては、実にストレートでわかりやすく、 今や王道とも言うべきストーリーです。 ケイティの心の揺れとともに流れる、 「The Way We Were」のメロディーが、切なさを煽ります。 再会のとき、 ケイティは再びハベルの髪に触れて言うのです。 「幸せそうね、私も元気にやってるわ」 愛し合った記憶を抱え、 あの時変えることの出来なかった、自分の道を行きます。 どちらも手にいれようと行動したケイティに対し、 そのどちらも手に入れようとしない私がいて、 ケイティと私の間にある、決定的な熱量の差に愕然としながらも、 心から、ケイティを愛すべき存在と思うのです。 そして、 諦めることを恥じるからではない、 ただ一つのものを捨てられないがために、 多くのものを手放さなければならない、 生きることの難しさを感じるのです。 右か左か、 悩める女性たちに是非観てほしい映画です。 (★★★★☆) 『追憶』 1973年アメリカ映画 監督 シドニー・ポラック 出演 バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ついに見ましたか! |
Amy 2007/08/20 13:01 |
コメント遅れてすいません。。。 |
Ako 2007/08/23 21:41 |
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